乗馬とピラティス

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こんにちは。1週間の始まりですが、今日から雨ということで、通勤時間帯に大雨にならないといいですね。

ホームページ上に「自己紹介」のページを追加しました。ぜひ覗いてみてください。その自己紹介に趣味のことに触れていますが、今日はその1つ乗馬とピラティスについて書きたいと思います。

みなさんは乗馬をしたことがありますか?最近では歌手の華原朋美さんや欅坂46の菅井友香さんが馬術の国際大会に出場したり、華原朋美さんがドイツに留学するなど、乗馬のメディア露出度が大幅アップしていますね。やってみたいけど、何となくハードルが高く感じている方も多いのではないでしょうか。馬が勝手に歩いたり走ったりしてくれるから、乗っている方は疲れないでしょ?なんてイメージを持っている方もいるかもしれませんね。ところがところが、乗馬はメチャ体幹力が必要な運動で、外乗(馬場ではなく屋外で)1日乗っていると全身筋肉痛になります。ここでもピラティスが役に立つんです。

まず、乗馬は鞍に座り、あぶみに足を乗せ、手綱を持ちます。馬が少しでも楽に歩いたり走ったりできるよう、乗り手は馬の邪魔をせず、ふんわりと乗ることが大切です。姿勢が良いことは大切ですが、姿勢を良くしようと身体をがっちり固めるのではなく、馬と一緒に揺れるとともに、馬がよろけても自分は地面に対して常に平行にいる、という何だか矛盾したバランス感覚が必要です。あぶみはブラブラしているので、当然不安定です。鞍の上にある坐骨が自分のバランスを感じる鍵となります。手綱は引っ張るとブレーキ、曲がる時は左右どちらかを少しずつ引くなど、その動作は馬への合図なので、バランスが崩れるたびに引っ張っていると、「えっと、曲がるの?止まるの?」と馬がイラっとし始めます。また、足も同様です。「脚を入れる」と言って馬のお腹を圧迫することで「進め」の合図になります。足が外旋して、合図でもないのに馬のお腹にかかとが当たったり、手綱を引きながら意図せず脚が入ったり、その繰り返しで馬に「このひとヘタ」と判断され、言うことを聞いてくれなくなります。

ピラティスはエクササイズ中、つま先や膝の向きに注意を払います。意外と気づかずに片足または両足とも外旋または内旋しています。ご自身の身体に向き合い、すべてコントロールできるようエクササイズをします。体幹を強化するだけでなく、手・首・足すべてに注意を払うことは、乗馬で馬をイラつかせないだけでなく、日常生活でも怪我や歪みの防止・改善に役立ちます。乗馬の場合、馬上ではなく、地に足がついたところで落ち着いて練習すると、上達の近道となります。

乗馬を現在やっている方だけでなく、乗馬を始めるきっかけが欲しい、という方を対象に、いつか、日頃お世話になっている牧場(北海道と浅間のいずれか)とコラボしたワークショップを開催したいと考えています。乗馬に必要な知識と乗馬のためのピラティスを数回ご参加いただき、みなさんで外乗に出かけましょう!馬に乗って川を渡ったり、歩いては入れない笹の密集地で笹こぎレース、馬上から見る大自然は本当に最高です。文字通りヤジ馬たちが出迎えてくれますよ。乞うご期待!