霜降り肉
こんにちは。先月までの季節外れの暑さとは打って変わり、なんとなく冷んやりと肌寒いですね。最近、スタジオオープンに向けて色々と慌ただしく、すっかりブログをサボってしまいました(^ ^)
さて、「若い頃より身長が2センチ以上低くなった中高年は、転倒する確率が2倍に高まるとの調査結果を、埼玉医大などの研究チームがまとめた」という記事がありました。この記事では加齢に伴って身長が低くなる原因としては、骨粗鬆症による脊柱の圧迫骨折のほか、筋力の低下なども挙げています(YomiDr.)。高齢になると筋力は低下する、これは誰もがご存知のことかと思います。筋力は、30歳ごろをピークとして以降減少し、50歳代から低下の割合が高くなり、70歳代までに20〜40%も減少するとも言われています。最近ではこの筋力、筋肉の量やサイズだけではなく、質も関係していることがわかっています。その質というのは筋肉に含まれる脂肪の量。脂肪が多い筋肉=霜降り肉と、脂肪が少ない筋肉=赤身肉、どちらが質の良い筋肉だと思いますか?え、おいしいから霜降り肉?いいえ違います。霜降り肉は質の低い筋肉なんです。加齢により筋の脂肪量が増えると質の低下、筋力の低下が生じるんですね。特に加齢による筋力の低下は足よりも体幹、中でも脊柱起立筋の質の低下が大きいそうです。そう、代表的な状態、それは猫背です。オフィスワークなどで長時間座っている姿勢で、猫背の状態を続けているとそれだけでも脊柱起立筋は弱く、そして硬くなっていきます。
ピラティスは脊柱をひとつひとつ動かして多裂筋を刺激するとともに、脊柱起立筋を鍛えるエクササイズを必ず取り入れています。霜降り肉にならないためにもしっかり鍛えたいですね!