手をあげる

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こんにちは。今日はとても暖かいですね。実は今日、このホームページにプロフィール写真を載せるため、カメラマンさんにお願いして撮影を予定しています。少しでも綺麗に見せるため、日頃お世話になっている美容師さんにヘアメイクをしっかりしてもらいました。ところが!!帰る途中に目の中に虫が飛び込み、涙ボロボロ。せっかくのメイクが・・・がんばって化粧直ししなくては!!写真は来週にはアップしたいと思います。

さて、ピラティスの話をします。みなさん、ちゃんと手はあがりますか?例えばラジオ体操では手を回したり、身体を反らしたりできていますか?

ピラティスでも準備運動やエクササイズで手をあげたり、回したりしていただきます。その時、手をあげることに夢中になって肋骨がビローンと開いてしまう、となるとこれはNGです。ピラティスは脊柱・体幹を安定させながら動いていただく練習をします。肋骨は脊柱と繋がっていますので、肋骨が開くということは、脊柱が少なからず反っている、ということ。下位肋骨には腹筋が付着しているので、腹筋でしっかりコントロールしながら手をあげたり、回したりするよう指導します。

肩が痛いなどの理由で手をあげにくい方はたくさんいらっしゃいます。そこで体を反らしたりしてしまうんですね。これは代償動作といって、手の上げ下げだけでなく多く見受けられます。例えばラジオ体操で「胸の運動〜♪」や「体を横に曲げる運動〜♪」で肩をあげて首だけ後ろや横に傾けたりしていませんか?目的の場所がストレッチされていないばかりか、むしろ首肩が痛くなりそうです。ラジオ体操は主にストレッチ運動です。せっかくなので、どこを伸ばす運動なのか意識してみるといいと思います。

肋骨が開くのは、息を吸う時などにも自然に開きます。これを利用し、ピラティスでは吸いながら脊柱を反らせたり、逆にやりにくく負荷を加えたりもします。ただ、手の動きで体が反ってしまう、足の動きで骨盤が揺れてしまう、ということがないようにマットピラティスでは体幹の安定を目的としたエクササイズが基本です。これにより、腰痛や肩こりの解消、パフォーマンスの向上に役立てられるのかと思います。また、マシンを使うと、手や足の要素も加わりますが、これはまた機会があったらお伝えしますね。ご自身の身体の使いクセ、見てもらいながらエクササイズすると、本当に身体は変わりますよ。